消費者物価、4月3.2%上昇  23年ぶりの上昇率

総務省が30日朝発表した4月の全国の消費者物価指数(CPI、2010年=100)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比3.2%上昇の103.0と11カ月連続のプラスだった。4月に消費税率を5%から8%に引き上げた影響で、上昇率は日本経済がデフレ期に入る前の1991年2月以来23年2カ月ぶりの大きさとなった。

 上昇率はQUICKが発表前にまとめた市場予想の中央値(3.1%上昇)を上回った。日銀は8%への消費増税が4月のCPIを前年同月に比べ1.7%押し上げる影響があると試算していた。それを踏まえると、増税の影響を除いた「実質ベース」の上昇率は1.5%で、3月(1.3%上昇)から拡大した。

 家電製品のほか洗剤やキッチンペーパーなど日用品の値上がりが大きかった。前年同月比での上昇率を3月と比べると、家庭用耐久財は4.1ポイント、家庭用消耗品は4.9ポイント上昇した。前年同月比ではルームエアコンが18.5%上昇したほか、ガソリンが6.4%上昇した。

 同時に発表した5月の東京都区部のCPI(中旬の速報値、10年=100)は、生鮮食品を除く総合が2.8%上昇の102.0だった。電気代やガス代で旧税率を適用する経過措置が終わったため、上昇率は4月の2.7%から拡大したが、日銀は消費増税が5月のCPIを2.0%押し上げる効果があるとみていた。それをもとにすると実質ベースの上昇率は0.8%で、4月(1.0%上昇)から縮小した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 

この勢いで運送全体が活気づいてくれればと思います。

また、燃料の高騰はいつまで続くのか・・・頭を悩ませているしだいです。