埼玉県は4日、竜巻による県内の損壊家屋は1003棟となり、越谷市内で全壊した建物は13棟に上ったと発表した。県が国に適用を求めている「被災者生活再建支援制度」の条件となっている全壊建物が「1市町村で10軒以上」となった。
県消防防災課によると、半壊と一部損壊は越谷市で883棟、松伏町で106棟、さいたま市で1棟。
3日までの集計は家屋被害は計455棟。倍以上も増えた形だが、同課によると、市が災害認定のために調査し直した数字とした。
県は住宅の再建や賃貸で国から費用補助が出る被災者生活再建支援制度の適用について国側と調整を進めている。県消防防災課は「適用に向けて国とのやり取りは進めやすくなった。ただ、松伏町も同じ被災地なので除外するわけにはいかない。セットで適用されるようにしたい」としている。