気象庁、埼玉・千葉の突風を竜巻と断定―強さ

 

 気象庁は3日、埼玉県越谷市や千葉県野田市で2日午後発生した突風は竜巻であり、強さは国際基準「藤田スケール」で6段階中、上から4番目のF2だったと発表した。F2は秒速50〜69メートル。

 国内では、昨年5月に茨城県つくば市などで発生した竜巻が上から3番目のF3と判定され、日本最大級。同市では男子中学生が家の下敷きになり死亡した。

 同庁によると、今回の竜巻のルートは、さいたま市のさいたまスタジアム付近から、越谷市、松伏町、千葉県野田市を通り、茨城県坂東市のゴルフ場まで長さ約19キロで、幅は100〜200メートルだった。被害範囲の長さは1960年以降、国内で5番目。