中東産原油、5年ぶり高値=シリア情勢緊迫化—東京市場

 28日の東京商品取引所では、中東産原油先物相場がシリア情勢の緊迫化を背景とする海外原油高を受けて急伸した。取引の中心となっている2014年1月物は一時、1キロリットル当たり6万6750円と、08年9月以来約5年ぶりの高値を付けた。終値は前日比1830円高の6万6050円。

 27日の海外市場では、米英などの軍事介入が近いとの見方からニューヨーク原油や北海ブレントが大幅に上伸。その後の時間外取引でも上げ幅を広げ、東京市場では一段の原油高を見込む投資家の買いが相場を押し上げた。