熱中症851人搬送4人死亡

NHKが各地の消防などに取材して午後5時現在でまとめたところ、熱中症とみられる症状で、全国で少なくとも851人が病院に運ばれ、4人が死亡、1人が意識不明の重体となっています。

NHKが各地の消防や警察に取材して午後5時現在でまとめたところ、これまでに、▽千葉県で73人、▽神奈川県で64人、▽埼玉県で59人、▽東京都で52人、▽愛知県で49人、▽大阪府で48人など、全国46の都道府県で少なくとも851人が熱中症とみられる症状で病院に運ばれました。
このうち神奈川県相模原市では、午前10時半すぎ、グラウンドで練習をしていた地元の中学生の硬式野球チームのおよそ40人のうち7人が、相次いで手足のしびれなど熱中症とみられる症状を訴え、救急車で病院に運ばれました。
いずれも意識ははっきりしていて、症状は軽いということです。
また、愛知県知立市では、午後2時すぎ、65歳の男性が具合が悪そうにしていたため、家族の通報で病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
また、千葉県茂原市では、水田で64歳の男性が倒れているのが見つかり、熱中症の疑いで病院に運ばれましたが、死亡したということです。
また、那覇市では、12日午前10時半すぎ、同居している娘から消防に、「自宅のベッドで寝ている71歳の母親が起きない」と通報がありました。
母親は、搬送先の病院で死亡が確認され医師から熱中症の疑いがあると診断されたということです。
このほか、福島県鏡石町では12日未明、80代の男性が、熱中症とみられる症状で倒れ死亡したということです。