中東情勢について(油関係)

中東産原油、円高に圧迫され3日ぶり反落=製品も軟化―東京石油(5日)

時事通信 2013/8/5 16:49 

 中東産原油は3営業日ぶりに反落。中心限月2014年1月先ぎりは前週末比1080円安の6万3400円、他限月は同1080~1220円安で終了した。日中立ち会いは、先週末2日の欧米原油相場が下落した上、週明けの為替相場が円高・ドル安に振れたのを受け、手じまい売りが先行して始まった。その後、ニューヨーク原油(WTI)時間外が切り返したため、戻りを入れる場面もあったが、円相場の急速な引き締まりを眺めて売り圧力が増し、大引けにかけて水準を切り下げた。

 製品も原油安になびき、3営業日ぶりに反落。ガソリンは同810~890円安、灯油は同910~1000円安で終了。軽油は唯一取引が成立した9月当ぎりが同190円安。

 中京ガソリンは出合いのなかった10月きりを除き、同300~780円安。中京灯油は約定された期先3限月が同710~1270円安。(了)